ヘアケア

【ヘアケア】正しいシャンプーの方法

 

こんにちは!現役26年目美容師カタノです。

 

最近、スタイリング剤をつけたわけでもなく、束感がでるほどしっとりしてる…

痒みがでて、ふけも落ちてくる…

このような悩み、正しいシャンプーの仕方で解決できるかもしれません。

ちゃんとできているようで、できていないシャンプー。

 

今回は、26年の美容人生で取捨選択し辿り着いた「シャンプーの正しいやり方」を伝授していきたいと思います。

 

Contents

素人のシャンプー

 

まずは素人さんが陥りがちなシャンプーの仕方と思考について。

  1. 流し(予洗い):濡れればOK
  2. シャンプー:痒いところはゴシゴシ、爪を立てて洗うと気持ちイイっ!
  3. 流し(すすぎ):泡が流れたからもういいや(10〜20秒)
  4. トリートメント:しっとりさせたいから地肌からしっかり付けよう!
  5. 流し(すすぎ):トリートメントを少し残すようにさっと流して終わり
  6. タオルドライ:ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシg、、
  7. ドライヤー:早く乾かすには熱くても我慢!多少濡れててもOK

 

多少大げさに書いてますが、だいたいこんな感じでされてるかたが多いです。

プロのシャンプー

 

では次、わたしのシャンプーの仕方と思考

  1. ブラッシング引っかからないように地肌から梳かす。
  2. 流し(予洗い)2分〜3分お湯(40°以下)でシャンプーするようにしっかり流す。
  3. シャンプー:手にとって泡立て、えりあしと耳上から付ける。その後頭頂部に向かって マッサージのように揉み上げ。爪はたてず指の腹で洗う
  4. 流し(すすぎ) :泡がなくなっても2分くらいしっかり流す。特に前部(前頭葉のあたり)とえりあしは残りやすいのでこれでもかというくらい流す。
  5. トリートメント:毛先から塗布。決してぐっちゃぐちゃ揉み込んだりせずあくまで優しく。毛先に付けたら徐々に上のほうに伸ばしていく。このとき荒歯のコームで10回ほど梳かすと全体にまんべんなく付くので手触り感がUPする。
  6. 流し(すすぎ) :トリートメントのヌルヌルした感じがなくなるまでしっかり流す。
  7. タオルドライ:ゴシゴシ力を入れるのではなく、優しく抑えるように拭きあげ。多少擦ってもいいが、力を入れずに優しく。毛先はギュっと抑える感じでゴシゴシ、パンパンッは無し。
  8. ドライヤー:髪が長い人は肩にタオルをかけて乾かす。まずは地肌から。「熱っ!」てならないように頭皮とドライヤーの距離に気をつける。地肌が乾いてきたら、中間部分〜毛先は上から下に向かって風を当てる。最後に同じように冷風を上から下に向かって当て、熱を取りながらキューティクルを引き締める。

 

 

めんどくさ!!! 

って思ったでしょう?ですが、これが正しいシャンプーなんです。

 

美容室でのシャンプーを思い出してください。

爪立てて洗われたりしないですよね?

絡まってる髪を無理やり梳かしたりしないですよね?

髪の毛、丁寧に優しく扱われてますよね?

 

ご自身の髪ですので、ぜひ優しく扱ってください。

優しく丁寧に扱うだけで乾いた後の髪が変わってきますよ。

 

シャンプーで大事なこと1

 

たぶん、どの美容師さんに聞いてもシャンプーで一番大事なことは

 「流し(すすぎ)」

と答えると思います。

とくにシャンプー前の流しが重要!

なぜ流しが重要か?

1、余分な皮脂を落とす

例えばですが、油汚れのあるフライパンを冷えた状態から洗うとき、お湯で濡らしてすぐ洗うのと、お湯でしっかり油を流してから洗うのでは、あきらかに後者の方がきれいになりますよね。

皮脂も油の一種なのでしっかり流してからシャンプーすると泡立ちが違います。

2、ホコリや汚れを落とす

皮脂や髪の毛には意外にホコリがついています。

とくに皮脂に吸着したものは軽く流しただけでは落ちきれません

しっかり地肌から流すのが効果的です。

3、毛穴を開く

毛穴にも皮脂が溜まっています。

それを流すのには適温(35°〜40°)のお湯で2〜3分流すことで毛穴も開き皮脂も落ちます。

4、キューティクルを開く

キューティクルは髪の表面にあるウロコ状のもの。

濡れると開く。逆に乾くと閉じる。

開いた状態のほうが汚れが落ちやすくなります。

重要度

一連のシャンプー工程の中での重要度はこんな感じです。

流し(予洗い)>流し(シャンプー後)>シャンプー流し(トリートメント後)>トリートメント

最初の流しは「予洗い」とあるようにシャンプー前に

あらかじめ(予)洗うことです。

この予洗いですが、お湯でシャンプーするように隅々まで指を入れていって流すことをいいます。

2〜3分かけてしっかり流してください。上の方でも書きましたが泡立ちが違ってきます。

洗い上がりもすっきりしますよ。

 

シャンプーで大事なこと2

 

もう一つ大事なことが。

何回も言いますが、

丁寧に扱うこと

皆さん、自分の髪の扱いがけっこう雑です。

引っかかっててもガシガシとかして、ブチブチ切るかたがとても多い。あと枝毛を摘んで千切るかたもいてびっくりします。

優しく梳いてください。そして枝毛はハサミで切ってください。お願いします(懇願)

まとめ

とにかく丁寧に扱って、しっかり流すことが大事!

それと、ヘアケアは1日にしてならず。継続も大事です。

正しいシャンプーの方法を半年、一年と続けた髪は確実にキレイになりますので頑張ってみてください。

あと、シャンプーやトリートメント、ドライヤーなどを変えると効果倍増です!

では、今回はこのへんで